常徳を暖める春の足跡
予定通りに訪れない春はないが、今年ほど静寂に満ちた春もまたなかった。
今年も春がやってきて、常徳を春の装いで飾りたてている。野原でも、丘でも、春の絵筆が大地を色鮮やかに彩っている。
農家のひとびとが春のメッセージを見逃すことはない。田んぼでは、土がすき起こされ、菜の花が咲き乱れている。ビニールハウスでは、ゴーヤのつるが上へと伸び、とうもろこしの苗も大きくなろうとしている。丘では、休眠期を迎えた柑橘園が元肥を施され、野菜園も次のサイクルに向けて整理されている。
寒冬越しの、春の息吹は喜ばしいものだ。都心の公園でも、田舎の田畑でも、桜が咲き始めている。桃も蕾を膨らませ、柳も芽を出している。
独り占めしたくなるぐらい、この希望に満ちた春は愛しい。今春の苦難が終わったら、愛する人と一緒に、春を抱きに行こう。
3月1日、市内高山通り付近。満開の桜並木が、市民の視線を惹きつけている。
3月1日、澧県大堰垱鎮熊家湾村。耕運機が早稲の田んぼを耕している。
2月29日、当県野菜産業園。漢寿農業技術指導ボランティアチームが、温室で苗作りの指導を行っている。
3月1日、石門県蒙泉鎮。村民がトラクターで田んぼを耕している。
3月2日、常徳職業技術学院。満開の桃の花。学校のスタッフによれば、今年は防疫の観点から、キャンパスを市民に開放していないという。
2月26日朝。春雨の中、洪水救援記念碑に柳の新芽が照り映えている。
尚一網 2020年3月4日(水)掲載
翻訳者 金菁琳 鐘花雨
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